保険の見直しは必要ですか。

近年保険を考える際に強制加入である「公的保障」を先に土台として確りと確認した上で民間保険を考えるように金融庁や厚生労働省から様々なコンテンツで発信されています。保険の見直しは「生命保険」と「損害保険」を分けて考えると医療保険や傷害保険と言う所謂第三分野で重複や過不足の無駄が発生するので同時に考えることが大切ですが、ネットでは「ランキング」や「口コミ」が生保損保それぞれで行われており医療保険と地震保険のどちらを優先するかに言及する記事は殆どありません。上の図をじっくりと見てお読み戴き、保険の見直し、検討の際には先ず日本の公的・社会保障と、民間の生保・損保の位置付けと優先順位を確りと理解した上で検討してください。。ケガや病気に対する公的保障は厚く民間保険の必要性は最低なので安全な青をイメージしたブルーゾーンとして表しました。逆に地球温暖化に伴う自然災害増加により火災保険の保険料は毎年のように値上げが続き古い家は加入できなくなってきました。アメリカの大手損保は火災保険の販売自体を止めました。日経新聞では「保険難民の時代」と表するシリーズで入りたくても入れない時代が来たと伝えています。強制保険であり保障の厚い健康保険や厚生・国民年金に比べて台風や地震の災害に対しての公的保障はありません。あまり知られていませんが東日本や阪神淡路の災害等の大規模災害の場合は「被災者再建支援制度」が有りますが、最高でも３００万円と家を建て直す頭金程度しか公的保障はないのです。医療保険と火災保険のどちらを優先すべきか、「万一」とは何か、レッドゾーンはどの保障かを十分に理解するまでぜひ上の図を参考に保険の優先順位を考えて戴ければ幸いです。